石上誠 絵画展 「青い刻/白い刻」ーEternal Flowー

石上誠 絵画展 「青い刻/白い刻」ーEternal Flowー

会期:2021年8月21日(土)〜9月2日(木)
10:00〜17:30   ※最終日は15:00終了

会場:ガレリア織部(入場無料)
岐阜県多治見市白山町2-222

「親しい人と会いづらくなり、閉塞感が満ちる日々。だがいずれは必ず、立ち込める深い霧は消え去り、蒼穹(そうきゅう)を仰ぎ見る。その変貌してゆく刻は、時空を超えて常に清新な希望を生み出すだろう。私は、有為転変の体現とともに、人と人の間や人と自然を繋ぐ心に沁み入る絵、艱難(かんなん)に向かい合う人々の背中を優しく、時に力強く支えられる絵を描きたいと切に思う。」
2021年晩夏の多治見市で、石上誠の世界は静かに語りかけ、呼応するように、石上洋の映像から流れる癒しの音色が会場を包みます。ぜひご体感ください。

「青い刻」(ヴェネチア、サルーテ教会) 油彩 33×53㎝

【コロナ禍で苦悩する人々に向けて、祈るような思いで描いた“青い刻”は、約30年にわたり幾度となく訪れた愛するヴェネチアで一回一回心に刻んだ景色を升目調に表し、一枚に描き込んだ新境地の絵画である。】
ドーム型の白い教会、“サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂(教会)” ヴェネチア・バロック様式の最高傑作。「救済の聖母マリア聖堂」の意。
1629年夏にイタリアにペスト(黒死病)が大流行した。ヴェネチアにも広がり、多くの死者が出た。約2年でイタリア全体の30%の人々の命が失われた。その災厄から逃れる祈りを込めて建てられた。イタリア語でサルーテは「健康、乾杯」
1631年に、26才の若き建築家バルダッサーレ・ロンゲーナによる設計で始まり、1687年に完成した。ヴェネチアは埋め立て地のため地盤が軟らかく、工事は難航を極め57年もの歳月を必要とした。
運河の水と太陽に照らされて輝く八角形の美しい建物の様子から、「大運河の貴婦人」と呼ばれている。

「花降る午后」
「Flower」
「Flower」
「白い刻(塩沢湖)」
「Eternal Rose」
「Door(木の葉の精)」
「青い刻(浅間山)」
「睡鳩荘」